異常気象ってなんだろう

2005年7月第2週

梅雨空が続きます。

ひさびさに梅雨らしい梅雨ですから、このうっとうしさも別段気にならない。それどころか、ありがたがられているくらいです

が、さすがに曇天や雨がこうも続くと、作物に影響が出てきそうです。

稲の発育も遅れています。例年なら7月も半ばになると花をつけ、田圃の近くを歩いていると、日向くさいような香ばしいような、特有の香りに包まれるのですが、背丈は伸ばしたものの休眠状態。青葉にはまだ、幼年期のたたずまいすら残っているようです。週末の大雨の後、晴天がもどってきましたが、この暑さで勢いを取りもどしてくれるといいですね。

異常気象。そういう言葉が定着してひさしいのですが、会員のIさんからこんなお手紙をいただきました。

Iさんがお住まいのあたりは空梅雨で、たまに降ると梅雨とは思えないような土砂降りなんだそうですが、「わたしは、異常気象という言葉が好きではありません」とありました。人類の歴史、それも気象観測などというものがはじまって、たかだか数百年。何百万年という地球の歴史という分厚い本の、ほんの数頁を経験しただけで、なにをもって正常といい、異常というのか。大多数の人にとって都合がいいか、わるいかはあっても、そのどちらも正常でも異常でもない。ただの気象そのものではないでしょうか、と・・・。

目からウロコ、という感じでした。と同時に、ちょっぴり痛かった。わたしも不用意に「異常気象」を口にすることがあったからです。けれども、まことにおっしゃる通り。わたしたちの想像を絶する過酷な気候を経て、地球という星は動植物が生息できる環境になったのであり、人類が繁栄できたのも、たまたま農耕に適した気候が続いてくれたから・・・。そんな気候の中でも、気象の変動はありましたし、定期的に温暖化と寒冷化が繰り返されてきたわけです。たとえば平安時代は今とおなじように、気温が上昇傾向にあったそうで、気候が温暖化するとどうなるかというと、求心性が弱まる結果、政治が弱体化するんだそうです。それとは逆に寒冷期になると、よしあしはともかくとして、強い指導者が現れる・・・。

話がそれてしまいましたが、なにをいいたかったのかというと、異常気象というのもまた、有害鳥獣などという言葉同様、人間のご都合主義と勘違いが生み出した、空疎なものであった、ということ。害虫、病気、雑草などというのも、おそらく同種になるんでしょうね。

もうひとつ、これはやはり会員のSさんが送ってくださった小冊子についてです。すでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」というのがそれ。

その中に、イスラエルのおばあさんとの不思議な出会いと、さらに不思議なプレゼント、それからごくごくあたりまえに、だれもが知っている言葉。わたしたちがなに気なく使っている言葉の力と、その使い方について語られているのですが、これは人に勇気と希望を与える本だと思いました。実際、わたしもいただきましたし、耳をわるくしていたアラレちゃんも、この小さな本のおかげで見ちがえるように元気になりました。年齢、性別を問わず、おすすめしたい本ですが、病気でお悩みの方にはとくにおすすめ。

注文先は、やすらぎの村。TEL:076(222)2265、FAX:076(222)2245冊子は税込み、送料別で400円。ご注文は電話、またはFAXで・・・。

今週の野菜とレシピ

好子さんのトウモロコシが入りました。さっと湯がいてかじりつくのがいちばんですが、家族がみんなで楽しむのにはトウモロコシご飯がおすすめです。

トウモロコシ1本に対して、米1合が目安。トウモロコシの実を包丁でそぎ落とし、豆ご飯の要領で塩を加えて炊いてください。お年寄りから子供まで、みんなに好評。豆ご飯は苦手という男性も、これは喜んで食べてくれます。

ゴボウニンジン、きんぴらもいいけれど、どちらも素揚げして、唐辛子といっしょに濃いめの麺つゆに浸けこんでも美味。ただし、今年のゴボウはすこに堅めです。というかスジっぽい。青山さんがこの春から置かれている状況が、そのまま作物に反映されているのかもしれません。近所に住む鬱病の男性から乱暴されるので、ノイローゼ気味なんですね。理由は青山さんが、その男性の悪口をみんなにいいふらしている、という被害妄想で、新聞配達や豆腐屋といった人たちにも危害が及ぶことがあるそうです。困ったものだと思いますがが、青山さんにも上記の本をプレゼントしたほうがいいかもね。

Bセットの方には、小粒のニンニクが入ります。醤油や蜂蜜で漬けていただいてもいいのですが、皮をつけたまま丸ごと、低温の油でじっくり揚げると、甘みがあって美味。臭いもほとんど感じられなくなります。塩、または味噌をつけてお召しあがりください。

お知らせ

去年、この欄で紹介したにもかかわらず、品薄でご要望に応えられなかったビワ種微粉末が、今年はもうすこし大量に入荷できそうです。今月下旬にはお送りできると思います。

ビワは癌をはじめ、あらゆる難病に効果があるといわれるアミグダリン(ビタミンB-17)を含んでいます。癌などで余命数ヶ月と宣告された人や、現代医学に見放された人がこれをかじって、元気に社会復帰されている例がたくさんあります。なかでも種の部分には、これが葉の1300倍も含まれているのですが、ビワ種は水分が多いため、カビや大腸菌が発生しやすく、保存がたいへん困難でした。

しかも、加熱して水分をとばしたのではとアミグダリンが死滅してしまい、効果が半減してしまうので、芦屋で自然酒を販売しながら、益子GEFの野菜も宣伝してくださっている「生駒屋」の井上さんが、瞬時に水分を飛ばしてしまうフリーズ・ドライ製法に成功するまでは、まぼろしの特効薬。話には聞いていても、なかなか入手できなかったのです。

井上さん自身、クローン病という難病中の難病をこれで克服されたので、ビワからいただいた健康を、ビワ種の非加熱処理にかたむけることになったのでした。人助けというより、ご恩返し。ようやく完成したフリーズ・ドライのビワ種を、「ビワの葉療法全書」の著者である神谷富雄氏に送ったところ、すばらしい出来、と絶賛され、博士自身が利用者になっているそうです。(参考文献:東城百合子著「家庭でできる自然療法」 望月研著「びわの葉自然療法」)

ビワ種微粉末は花粉症にも効果があります。それも即効性があるといいますから、春になって症状があらわれてから飲みだしてもOK、とは利用者の声。アラレちゃんも鼻水がすぐ止まり、くしゃみも出なくなったのでびっくりしたそうです。良薬口に苦し、といいますが、これはほのかに甘く、杏仁のような香りがあります。

春になってからでもOK、とはいっても、その時期には在庫がなくなっているかもしれませんから、今のうちに用意だけはしておいてくださいね。

非加熱処理ビワ種微粉末100g入り
(1日2回3gずつが目安です)
価格:2600円(消費税別)
益子GEF事務局でご注文、受けつけています。