大地震の余波
2011年3月第3週

左から
- 春菊
- 小カブ
- らっきょう
- ルッコラ
- アブラナ
- 小松菜
11日の午後3時すこし前、野菜の箱詰めを終えてほっとひと息。お茶にしましょうか、というときに揺れが来ました。グラグラッというのではなく、ゆうらりゆらりと船酔いしそうな揺れが続き、なんだこれは?ちょっと長するんじゃない?なんかいつもと感じがちがうので、これは来るぞと身構えたとたん、大揺れになって安普請の事務所がぎしぎしと音を立てました。
さいわい被害らしい被害はなく、神棚から花瓶が落ちたのと、食器棚の上にあったキャットフードが散乱しただけで、あとはトイレに通じる廊下の壁に亀裂が入ったぐらいでしょうか。すぐに電気が止まってしまったので、ここに居てもしょうがない、ということで帰途につきましたが、そのときになってはじめて、これは尋常な地震じゃないかも、と緊張モードに入りました。
信号はすべてストップ。道路脇の石塀はほとんどが崩れ落ち、屋根瓦も散乱しています。カーラジオから聞こえてくる情報は錯綜していて、わたしの頭の中とあまり変わらない。電気も水道もストップした中で、蝋燭の灯りにゆらゆらと照らされながら、ラジオから流れてくる情報の数々に唖然となったしだいです。
このあたりもそうですが、被災地からかなり離れたところでも、食糧の確保がむずかしくなっているようです。ガソリンの確保もむずかしく、わたしたちにはそれがいちばん頭の痛いところですが、ライフラインが復興してくれたので通常通り、野菜セットを送ることができました。ただし、地域によっては大きく遅れることも予想されますが、非常事態です。大目に見てやってください。
今週の野菜とレシピ
畑のほうは被害がありませんでしたが、馬田さんの椎茸は室内で栽培されているため、キノコの菌床がみんな床に落ちてしまいました。それに続く停電で井戸水のポンプが使えなくなってしまい、室内はからから。椎茸もからからになっているそうです。
そのため椎茸が欠品になりましたが、代わりにできるものがなにもありません。そのため、次回の野菜セットで調整させていただくことになりました。申しわけありません。
まだまだ余震は続きそうです。ふたたび大きな揺れが来ないことを祈っていますが、それよりなにより、避難先で不自由な暮らしを余儀なくされている方々が寒い思い、ひもじい思いをされないよう、心からお祈りしています。