癌の特効薬

2011年8月第4週

今週の野菜セット

左から

週末の雨が猛暑を撃退。急に涼しくなりました。お盆過ぎからツクツクボーシの羽音も賑やかになってきて、これもしきりに夏を後方に追いやろうとしているみたい・・・。夕刻を待つこともなく、秋風が吹いています。

涼しくなってほっとしたのも束の間、しばらく遠のいていた地震がまた頻繁になってきました。ときに大きな揺れもあります。地震には地鳴りという前ぶれがあって、日中は雑音に囲まれていてわかりにくいのですが、夜になってあたりが静まると、遠くから不穏な地響きがこちらに向かってやって来る。これがいちばん恐ろしくて、どんな揺れがやって来るのか、今度こそ「本物」なのか、どきどきさせられるんですね。犬もむっくり起きあがり、右往左往しはじめます。

いっそ揺れがはじまったほうがほっとするぐらいで、ほっとするぐらいの揺れで済んで、ああ、今回も命拾いしたんだなあ、と思うのです。犬もベッドにもどって来て、よかったね、よかったね、とアイコンタクトを取りながら朝までぐっすり眠るのですが、夜中もけっこう揺れているみたいです。びっくりして飛び起きるほどの揺れではなかったことに、朝になってまた感謝。

こうして感謝、感謝で過ごしていられるのが「しあわせ」というものなんだろうな、としみじみ思います。

この感謝というものを忘れると、人は病気になったり不幸になったりするのかもしれません。わたしだって大きな地震に直面する前は、ちいさなそれに感謝することなどなかったのですから、感謝すべきことに対して感謝を忘れていることって、けっこうあるんじゃないでしょうか。

忘れるどころか、逆に不平や不満をつのらせてしまうこともある。そういう石のつぶてが溜まり溜まって、いつか体内の健康な細胞を癌細胞に変化させたりするんじゃないでしょうか。日本人に癌が増えているのは、環境や食生活の変化もあるでしょうが、太陽や空気や水といったあたりまえのものに感謝しなくなっていることに加え、ちょっとした支障にも腹を立てるような精神面のほうに問題がありそうな気がします。

生駒屋さんの「びわ健」と、生駒屋さんの勧める玄米食で末期癌と診断された人がたくさん治っていますが、半数ぐらいは数年後に再発させて亡くなってしまうそうです。なぜかというと、癌という「邪魔もの」をクリアしたとたん、また元通りの生活にもどってしまうからで、生駒屋さんにいわせると、病気を「神さまからのラブレター」だと思うことができなかった、不幸な人たちだということです。

過去の生活習慣や精神状態にもどったとたん、病気が再発するということは、いいかえれば感謝を忘れているってことですよね。

ともあれ、この癌という病気は病院や製薬会社にとって、いまやドル箱ともいえる収入源になっています。まず「死に至る病」という固定観念を植えつけておき、膨大な医療費をむしり取る。死んで当然なのだから、治療はかならずしも成功するとはかぎらないという前提のもとに、体力の落ちた患者に手術やら、抗ガン剤、放射線といった暴力的な処置が施されています。

そういう状況に一石を投じた医師がいましたが、日本の医学界はもちろん、国際的な学会からも黙殺されていたのです。それが今回、会員のSさんから贈られてきた岡崎公彦著「がんの特効薬は発見済みだ」という小冊子に述べられています。Sさんには以前にも「魔法の言葉・ありがとう」やら「ホ・オポノポノ」といった冊子をいただいており、ここで紹介させていただきました。毎回、こちらの不勉強を補っていただいているしだいです。

さて、この冊子は十分もあれば読めるようなちいさな本なのに、千円プラス消費税という高額ですが、千円ではとても買えないような貴重な情報が詰まっています。えっ、そんな簡単なことだったの?というような情報なのですが、みんながこれを読み出したら、病院はがら空きになって、製薬会社には倒産するところも出てくるかも・・・。出版社は「たま出版」で、ここは面白いといっては不謹慎かもしれませんが、目から鱗というような本を出しているところです。

以前、たま出版から出ていた「植物の超能力」という本の中に、本題とはべつのところで、エネルギーはその元になる原料の特性を持つ、という記述があり、電気を例にとると発電に使われるのが火力か水力、原子力によって性質が異なるというのです。冷蔵庫に残りものなどを入れておくと味が変わりますが、それが著しいのはウランの性質を帯びた電気だというのですね。

眉唾かな、とも思ったのですが、実験してみることにしました。段ボール紙、薪、炭、ガス、電熱器を使ってお湯を沸かしてみたのです。すると薬缶の中の水は燃料に直接触れるわけでもないのに、味がぜんぜんちがうのです。わたしひとりでは自信がないので、家族と友人を集めてお茶を淹れたところ、炭と薪がいい勝負、そこから段ボール、ガスの順で味が落ちて、発電方法はわかりませんが電気で湧かしたお湯が最低だったのです。「わっ、これがウランの味なのか」なんて娘は騒いでいましたけど、原発は事故など起こさなくても、十分に不健康なものだったのです。

この本、人に貸しているうちに行方不明になったので、再度取り寄せようとしたところ、もう絶版になっていましたから、どこかから圧力がかかったのかもしれません。この本もそうなる前に入手しておいたほうがよさそうです。できるだけたくさんの人に読ませてあげてくださいね。

今週の野菜とレシピ

青山さんの新生姜が出てきました。箱を開けると、葉生姜のさわやかな香りがするはずです。これは小ぶりのタイプなので、そのまま味噌をつけて囓るか、おろして薬味にしてください。

焼き茄子におろし生姜をたっぷりのせて・・・。素揚げにした茄子を生姜醤油で食べてもおいしいものです。

秋風が立つころになって、ようやくゴーヤがセットに入るというのも恐縮ですが、夏のはじめの低温が祟ったとみえ、今ごろになって最盛期を迎えてしまったしだいです。

ゴーヤの甘酢漬け

毎週、ゴーヤチャンプルーでは飽きるでしょうから、今週は甘酢に漬けてみましょうか。ゴーヤは縦に割って、種とワタを取り除き、スライスします。糖尿病の人はこの種とワタもいっしょに食べるといいのですが、そうでない人には口あたりがわるいので除いておいたほうがよさそうです。スライスしたゴーヤはボウルに取って塩をふり、軽く混ぜておきます。

ゴーヤがしんなりするまでに、玉葱もスライスしておきます。塩をしたゴーヤといっしょに水にさらし、軽く絞ってから甘酢に漬けます。わが家ではりんご酢を使いますが、大ぶりのゴーヤ1本に対して、酢:1カップ、砂糖はその半分ぐらい。漬けるとすぐにゴーヤから水分が出て、嵩が減ってゆきますので、甘酢は足りないかな、と思うぐらいでちょうどよくなります。

広口のガラス瓶に入れて冷蔵庫に入れておくと、長期保存できますので、箸休めにすこしずつお召しあがりください。