お天気屋なお天気

2012年7月第4週

今週の野菜セット

左から

猛暑日があるかと思えば、いきなり肌寒くなったり・・・。なんと十月中旬の気温だったそうで、お天気屋という言葉がありますが、ほんもののお天気の気まぐれにはとても及びませんよね。今週は夏一色になるといいますが、どうなりますか。

こんな気候のせいか、ようやく親指の頭ぐらいに育った柿の実がぼろぼろ落ちはじめました。畑仕事をしていると、背後でぽとり、ぽとりと音がする。はじめは気のせいかと思っていましたが、止む気配がありません。いやーな予感がして音のするほうへ行ってみると、予感が的中。柿の木の下に青梅みたいな果実がごろごろ・・・。あーあ、今年は梅に続いて柿も不作になりそうです。

それとは対照的に天候に左右されにくいのがブルーベリーで、いちじく同様、毎年たわわに実をつけてくれるのですが、純国産がこれではねえ。梅も柿も、こんなの日本の気候じゃないよ、といっているかのよう・・・。温帯から熱帯へ、かと思うといきなり亜寒帯へと、ひょっこりひょうたん島さながら彷徨っているみたいです。

この島はいったいどこへ向かっているんでしょう?島の舵取りをしているのがドジョウごときでは、どこへ連れて行かれるやらわかったもんじゃない。民衆の声が「大きな音」にしか聞こえないような首相やら、老害都知事やら、文化オンチのうえに教育オンチときているどこぞの市長やら・・・。漂流はまだまだ続きそうです。

ということは気候も当分、落ち着かないでしょう。島が動こうと動くまいと、国政が乱れたり、強権体制になったりすると天候もいっしょになって乱れるからです。北朝鮮が毎年のように冷害や旱魃に見舞われているのがいい証拠。天候と政治が連動するなんて、ウソみたいと思われるかもしれませんが、民衆のエネルギーというのは馬鹿になりません。そのエネルギーが負に偏ると、大気も弱るのです。その弱ったところに悪しきものが集まりやすいわけ。

竜巻も熱帯低気圧も動きやすいところしか通りません。要するにエネルギーが落ちているところに集中するわけです。今、九州が集中豪雨に見舞われているのも、地方の活力が落ちているからじゃないでしょうか。

さらにわるいことに、そういうところには原発や米軍基地といった厄介なものも集中しがち。そんなものがあるから、ますます「気」が落ちる。「気」が落ちるから災害も起こりやすくなる、という悪循環が生じるのです。それを封じようと思ったら、原発みたいなものは活力のある都市部のど真ん中に作ってもらわなくっちゃ。そうすれば、送電線で失われる電力も最小限で済むのですから、ケチケチした節電よりはるかに効果的。熱排水は暖房にも使えるしね。政治家の大好きな経済効果も絶大だと思うのですが、どんなもんでしょう?

話は変わって、先日「びわ健」でおなじみの生駒屋さんから電話がありました。すばらしい洗剤があるので、そっちでも紹介したらどうだろうか、という内容です。さっそく試供品を送ってもらい、使ってみました。

洗剤と名のつくものは、基本的に合成界面活性剤が持つ、蛋白質を剥離する性質を洗浄力として利用しています。蛋白質を剥離するということは、衣類の汚れを落とすだけでなく、皮膚の角質をも傷めてしまいます。つまり洗浄力が強いほど、皮膚に及ぼすマイナス効果も大きいのです。しかも合成洗剤に含まれる界面活性剤は、五回以上すすいでも二割以上が残留するそうです。

お湯にも水にも溶けにくい界面活性剤ですが、ヒトの汗や体液には簡単に解け出すというわるい性質があります。ご存じのように、経口、口から入った有害物質は消化器を通して排泄されるようになっているだけでなく、肝臓によって遮断されるため、重金属以外の毒性はほとんど体内に残らない仕組みになっています。ところが経皮、皮膚からの浸入に関しては無防備なんです。皮膚というのは外部に対するバリアなので、排泄機能を有しないからです。そのため経皮毒の九割以上が体内に残留するといわれています。

昨今、アトピー性皮膚炎の急増に応えるかのように、界面活性剤ゼロという洗剤が出回るようになりましたが、これは通常洗剤には使われていない別種の合成界面活性剤を原料にしていたり、含有量を少なくしてしている商品が多いそうです。基本的に、泡立つものはすべて界面活性剤と考えてまちがいがないとのこと。

この洗剤を開発したのは、十数年にわたって水を電気分解することによって得られる機能水の研究をしてきたベンチャー企業です。そして重曹水溶液を電気分解することによって、作られたのがこの洗剤です。泡が立たないからすすぎは一回こっきり。しかも洗浄力は合成洗剤以上で、襟や袖口の黒ずみも浸け置き洗いできれいに落ちます。部屋干しの臭いもなく、有機物を含まないのでカビや細菌を寄せつけないので、洗濯槽の内部も清潔に保たれます。

なによりすばらしいのは、この洗剤を入れた洗濯機の中でメダカが生息できるということです。洗剤の名前はバジャンといいます。中には、ああ、あれか、という方や、もう使っている方もいらっしゃるかもしれませんが、知らなかった方、手荒れやアトピーにお悩みの方はぜひ、下記に連絡してサンプルを取り寄せてみてください。

ライトウェーブ社
電話:03-6661-2272
FAX:03-6661-9460

今週の野菜とレシピ

今週もぼっちゃんカボチャが入りますが、先週は途中でカボチャがとうもろこしに変わってしまいました。というのは、好子さんが多忙のため、とうもろこしが収穫期に入っているのを見過ごしてしまい、このままでは実が入りすぎて使いものにならなくなってしまう、というので慌てたからです。

というわけで、とうもろこしが入らなかった方にはごめんなさい。とうもろこしというのは収穫適期がほんとうに短いんですね。次のとうもろこしが大きくなっていますから、そのときにはみなさんに行き渡るようにします。

ひさびさにじゃが芋が入るほか、後は夏野菜の定番ばかり。今週は暑さがもどって来そうですから、野菜をしっかり摂って夏バテ対策をしてくださいね。