洗剤の話

2013年2月第3週

今週の野菜セット

左から

日差しが春めいて、梅の蕾も豆粒大にふくらみました。でも、まだまだ寒さは続きそう・・・。

ギイギイと騒々しいヒヨドリの声に混じって、時折チャッチャッチャッと聞こえてくるのはウグイスの声。これは地鳴きと呼ばれるもので、オスは練習を繰り返しながらホーホケキョというさえずりに進化させます。梅の開花に間に合えばいいんですけどね。

ちなみにホーホケキョというのは縄張り宣言なのだそうで、ケキョケキョケヨと繰り返すのは警戒音。人気のない山の中を歩いていると、よく聞こえてくる声で、ごめんなさい、けっして怪しい者ではありません、といいながら縄張り内を通らなければなりません。

ウグイスの初鳴きが待たれる季節になりましたが、このあたりではその前に繁殖期を迎えたキジのケーンケーンという声が賑やかになり、続いて卵を抱いたコジュケイのチョットコイ、チョットコイという声があちこちから聞こえるようになってきます。これは警戒音だと思うのですが、警戒しているのにチョットコイというのはちょっと変。鶏を小ぶりにしたチャボよりも、さらにひとまわり小さいのがコジュケイです。

いずれにせよ春を告げる声を今か、今かと待ち続ける今日このごろです。

陽光が日増しに強くなると、窓ガラスをはじめ、いろんなところで汚れが目立ちはじめます。そこで今回は洗剤の話。

以前、この欄でバジャンを紹介したところ、世田谷にお住まいのSさんから電話がありました。Sさんもバジャンを使っていたそうですが、十年ぐらい前からピリカレという洗剤に替えたそうです。バジャンはたしかに安全性も洗浄力も高いのですが、値段が高いところが難点。それに対してピリカレは安価なうえ、洗剤以外の用途も多いとのこと。1キロ入りの袋を送ってくださったので、アラレちゃんと半分ずつ、さっそく使ってみましたが、毎日のように洗剤ネタで盛りあがるぐらい優れものでした。

まず、洗濯機に入れる量が茶さじ1杯と少量なのに洗浄力が強い点。ピリカレで洗った下着をつけると、肌にやさしいとか清涼感があるとかいう以上に、眠っていたものが目覚めるような感じがするのです。自然の息吹というと凡庸かもしれませんけど、化繊の衣類ですら天然素材にもどるような感じといったらいいでしょうか。

次いでSさんに勧められたように、お風呂にもこれを茶さじ1杯入れると温泉に入ったように身体がぽかぽかして、湯冷めもしない。しかもお風呂の水が汚れないので、試しに母とふたり、一週間水を替えずに入ってみましたが、湯船の底は最後までつるつるでした。残り湯は洗濯に使うだけでなく、植物の水やりにも使っています。観葉植物についていたコナカイガラムシがなくなったので、畑にも使ってみようと思っています。

おまけに配水管のぬめりもなくなって、下水まで浄化するといいますから、わが家では定期的に1000倍に薄めたものをトイレにも流しています。大きいほうをしたときにスプレーするんですけどね、そうすると臭いもトイレ内に残りません。アラレちゃんのところでは、猫のトイレ周辺とオス猫のマーキング対策に使っているとのこと。室内の消臭はもちろん、体臭や加齢臭も解消されます。

もちろん台所洗剤としても利用でき、手荒れの心配がないのでゴム手袋も必要ありませんし、シンクの底についている生ゴミ受けのぬめりもなくなります。

換気扇の油汚れも簡単に落とせるし、なにより助かったのは米のとぎ汁をいちいち外へ捨てに行かなくて済んだこと。配水管が詰まる心配がなくなったのが大きいと思います。

Sさんはグッピーの水槽に少量入れているというので、ウーパルーパの水槽に入れてみたところ、水が濁らなくなりましたしね。とにかく生活のすべての面がカバーされる洗剤を超えた洗剤なのでした。

ピリカレは使用済み植物油を再利用した粉石けんなのですが、そのパワーの源は酸化還元能力の強い特殊な酵母です。それが北海道の虎杖浜付近で発見されたことから、きれいにするという意味を持つアイヌ語のピリカレという名前がついたそうです。

人の暮らしのみならず環境もきれいにするこの洗剤、ぜひみなさんにも使ってほしいと思いながら、バジャンの宣伝をしたばかりなのでなかなかいい出せないで今に至ってしまいました。Sさんにいただいた1キロの洗剤を半分に分け、使っていましたが、これだけの用途があるにもかかわらず、半年を経てまだ半分ちかく残っています。1キロ入りの袋が1570円と、ちょっと高価ではありますが、よほどの大家族でないかぎり、一年ぐらいは持つのではないでしょうか。

まずはサンプルを取り寄せてみてください。0120-78-4140のフリーダイヤルに連絡すると、直接説明を聞くこともできます。

今週の野菜とレシピ

今週は青ものが豊富です。小松菜ほうれん草に加えて京菜山東菜が入りました。

山東菜はクセのない青菜です。油を敷いていないフライパンで油揚げ1枚の両面をこんがり焼き、食べやすい大きさに切って辛子醤油で和えておきます。そこにさっと湯がいた山東菜を加えてざっくり混ぜると、ボリュームのあるおひたしになります。

ほうれん草もかりかりに焼いた油揚げといっしょにサラダにするとおいしいですよ。小松菜と油揚げも相性がいいので、いっしょに炒めるか煮びたしにしてどうぞ。

京菜はサラダか胡麻和えがおすすめです。青いものをたくさん食べて、身体もすこしずつ春にちかづけてくださいね。