夏の蚊対策

2013年7月第1週

今週の野菜セット

左から

またまた梅雨の中休み?今週も雨は降りそうもなく、日中の気温は高くなりそうです。

でも、夕刻には風が冷たくなります。日中、蒸し暑く、こんな日はホタルが見られると楽しみにしていても、夜になると肌寒い。湿度が高く、風もなく、じっとしていても汗ばむような不快な夜。そんなときしかホタルは活動してくれないんですね。

今週あたり、ホタル見物ができるでしょうか。ただし、そういう夜には蚊も多いので、出かけるときには酒好きを同伴する必要があります。ちょっと気の毒ではありますが、子供たちにホタル狩りを満喫させるためには、だれかが犠牲にならなくっちゃね。

空梅雨とはいえ、断続的な雨のおかげで雨水受けは満杯になっています。そうなると、今度は蚊対策が必要になってくるのですが、去年まではゼオライトや麦飯石、はたまた粘土などを投入してボウフラの発生を防いでいましたが、今年はピリカレを少量入れるだけで済ませています。

面白いことにミジンコは発生しても、ボウフラの姿は見あたらないんですよ。しかもそれを植物の水遣りに使っていると病気もなくなるわけですから、一石二鳥です。安上がりなので、雨水受けや睡蓮鉢のある方はお試しください。

これも小雨の影響だと思いますが、うちの畑ではおんぶバッタが大量発生していて、ハーブ類を収穫しようとすると、おびただしい数の幼虫が飛び散ります。体長2ミリぐらいのがわんさといるわけですから、手のほどこしようもなく、野菜の葉も穴だらけになってしまいました。

そこで思い立って、ピリカレを500倍に薄めたものを散布してみたのですが、残念ながらあまり効果はないようで、カマキリの成長を待つしかなさそうです。でも、もうひとつの悩みの種、ネキリムシ対策には役立っています。

せっかく野菜の苗を育てても、畑に定植したとたん、根元を囓って枯らしてしまうのがネキリムシで、土中に隠れているので、これも対処のしようがなかったんですね。種を蒔いても、芽が出たとたん、三割ぐらいがやられていました。そこで定植時、穴の中にたっぷり希釈したものを入れることにしたら、ほとんどやられることがなくなったのです。

花壇にもネキリムシはけっこういるようです。せっかく植えた花苗がすぐに枯れるようなことがあったら、これも試してみてください。

遅ればせながら、わが家にもツバメがやって来ました。二十年ちかくも毎年営巣していたツバメが来なくなって、今年もガレージの梁に巣を作りはじめましたが、中断して姿を消してしまいました。あーあ、今年もダメか、と思っていたところ、別のつがいがそれを完成させ、抱卵をはじめました。

この時期ですから、おそらく二度目の抱卵なんでしょうけど、老母とノンアルコール・ビールで祝杯をあげました。ツバメが来なくなると、なんだか天から見放されたような気がするんですね。

しかし、老母が経営していたスズメのパン屋のほうは閉店を余儀なくされました。かつては仕入れ係のわたしが、毎日のようにスーパーをはしごするほど繁盛していたのですが、客足が遠のき、代わりにヒヨドリがギャアギャアとパンの取り合いをするようになったのです。そんなわけで去年の今ごろ、店じまい。細々とヤマバト相手の食堂だけが続いていました。

そのヤマバトの餌台に、毎朝スズメが数羽やって来ます。ハトの餌の中から食べられるものを啄んでいるようですが、ほんとに二・三羽、多くて五羽といった具合で、収穫時の麦畑でも田圃の周辺でもスズメが群れる姿は見られません。スズメは害鳥といわれますが、じつはツバメ同様、穀類につく虫をせっせと食べているのです。スズメのいない田圃というのも、もしかしたら天に見放されているのかもしれませんね。

今週の野菜とレシピ

トマトが消えてしまったので、ちょっと寂しくなりますが、代わりに茄子が入るようになりました。皮がやわらかいので、漬かりやすいのが特徴。もちろん揚げても炒めてもおいしいですよ。

カリフラワーは湯がいてからサラダや甘酢漬けにするのがおすすめ。前回のブロッコリーのように花が咲いてしまったり、傷みが出るようなことはないと思います。が、なにかありましたら、面倒でもご一報くださいね。

玉葱といっしょに、先週入れられなかったじゃが芋が入ります。今回は小粒のものが入りますので、皮つきのままお使いください。肉じゃがや煮っ転がしにする際、油炒めしておくと皮が気にならないですみます。